皆さん、夏休みの計画などは立てていますか??
夏休みといえば、家族旅行をしたり、祖父母の家に泊まったり、普段なかなか経験できないようなことをさせてあげたいと考える保護者の方は多いでしょう。
ところが、日本国内でも新型コロナのワクチン接種が2021年2月から始まったものの、依然として収束が見えず、先行き不透明の日々が続いています。今年の夏も、思いのままに旅行や外出を楽しむ過ごし方は難しく、家でゆっくりと…、という過ごし方が多くなりそうです。
その中で気がかりなのが、子供の夏休みの過ごし方です。だらけてしまわないかと心配する保護者の方も多いはず。そこで、気がゆるみがちな夏休みでもしっかりと学習習慣をつけて、メリハリのある毎日を過ごすためのアイデアを考えます◎
夏休みの過ごし方は子供と一緒に決める
長いようで、短い夏休み。
無計画で過ごすと、夏休み終盤になって山積みの宿題に慌てることもあるでしょう。また、毎日気の向くまま、という夏休みの過ごし方をしていると、特に心に残ることなく、あっという間の夏休みを終えることになるでしょう。
そこで大切なのが、夏休みのはじめにお子さんと一緒に夏休みの過ごし方のシミュレーションをし、目標、計画を決めることです。
「学習の目標」「生活の目標」「お楽しみ目標」の3つに分けて考えると、より充実した夏休みの過ごし方につながるでしょう。
◎夏休みの「生活の目標」
夏休み、お子さんの生活リズムが乱れないための、大切な目標です。起床時間や就寝時間、お手伝い等だけでなく、一日のうち、何をどの時間でやるかと設定するのも大事です。
例:
・目標1:学校がある日と同じ起床時間、就寝時間を守る
・目標2:勉強は午前中にする
・目標3:1日に1回は必ずお手伝いをする
◎夏休みの「お楽しみ目標」
小学生の子供さんが楽しみながら向かえる目標です。まずは子供さんに何かやりたいことやいいなと思う夏休みの過ごし方を聞いて、書き出します。子供にとって初めての経験や学びなど、成長を感じられる目標を入れると夏休みが充実したものになります。
例:
・目標1:渓流釣りに挑戦する
・目標2:脱出ゲームのオンラインイベントに参加して脱出する
・目標3:友達とプールに行く
“充実した夏休みの過ごし方”学習目標が決まったら、スケジュールを設定しよう!
学習目標については、目標が決まったら、今度は実際にどんなスケジュールで取り組んでいくか注意深く計画を立てていきます。まず、1日のうちに学習に向かう時間を定め、その中で実際にどの項目に取り組むか具体的に計画します。
なお、集中力をキープするには一つの学習を15分に設定するのがポイント。最初の15分は漢字、2,3分の休憩をはさみ、次の15分は夏休みの学習のドリル…というように、15分間隔で設定すると、集中力が続き、モチベーションを保ちながら机に向かえるでしょう。
学習をする上でおすすめの時間帯は、起床後3時間以内。
この時間は1日のうちで脳が最も働く時間で、集中力が高まると言われています。また、涼しい朝の時間のうちであれば、机にも向かいやすいです。集中力が途切れがちな自宅学習は、朝行うことをおすすめします。
また、子供の夏休みの過ごし方が心配という方は、朝の時間に大事なことを終わらせるリズムにすると、一日が整ってきます。
“共働き家庭の場合”子供の夏休みどうする?
共働き家庭の場合、子供さんが低学年であれば、夏休みもが苦労を利用する方も多いでしょう。
学童は朝8時ころから18時ころまで利用可能(自治体により時間差があります)で、小学校のような生活リズムで過ごせるため、夏休み中にだらけてしまうという心配は解消されます。お友達との関わりもあり、夏休みも退屈せずに過ごせるでしょう。
学童に通わせるにしても、学習目標を定め、毎日計画通りに過ごせるでしょう。平日は学童で頑張っている分、休みの日の楽しみ目標に重きを置くのもいいですね。
夏休みの自宅学習が難しい場合、夏期講習を活用するのも◎
「家庭学数だとどうしても集中力が続かない」「勉強を見てあげる時間がない」「つい叱ってしまい、勉強のやる気を失わせてしまう」などの悩みを抱える保護者の方は少なくないようです。
そういった家庭におすすめなのが、夏期講習の受講です。夏期講習というと受験生が受けるものと思われる方も多いかもしれませんが、小学一年生から対象の夏期講習もあります。数日間の短いものが多いので、長い夏休みにメリハリをつけるために通わせる家庭も多いようです。
夏期講習で受講するのは苦手科目の他、2020年からの小学校の必修化を受けて、英語にも人気が集まっています。
過ごし方次第!子供の好奇心を満たす学びを与えられるチャンスも!
夏休みの過ごし方で注目されているのが、夏季限定講習やワークショップへの参加です。夏休みは、英会話の限定講習で実力を伸ばすチャンス。また、日常的ではなかなかできない学びや特別な体験を通して、探究心や創造力を育む絶好の機会です。
最近はオンラインで参加できるアートや科学のワークショップも開催されています。
子供さんの好奇心が向くカリキュラムがあれば、楽しくまなび、有意義な体験ができるとよい機会になるでしょう。