先日、ホームセンターで購入してさっそく畑に野菜を植えてきましたよ。
こちらはレタスの苗です。
サラダや肉料理の添え物、炒めものと様々な料理にアレンジして楽しまれるレタス。食べる機会が多いからこそ、自分で育ててみたいと思うことはありませんか。
葉物野菜の栽培は難しいイメージもありますが、レタスならプランターでも育てられますよ。
今回は、レタスの栽培について、育て方について紹介します!
レタスの栽培
- レタスの育て方
気温が15度以上になってから種まきをし、中性〜弱アルカリ性の土で育てていくことが、おいしいレタスを収穫する近道です。
レタスは寒さにも暑さにもそれほど強くなく、15〜20度が生育適温となっています。気温が20〜25度を超えてきたり、夜間の街頭や部屋の光が当たると結球せずに花芽をつけてしまうことがあるので、気温や光の当たり方に注意して植えるようにしましょう。
また、レタスは酸性の土に弱いので、苗を植える前にきちんと土質を調整してしておくようにすると良いですよ。
- 苗植え
3〜5月、8〜9月が適期です。自宅で少しの量子化育てないときは、市販の苗を使ったほうがほしい分だけ育てられますよ。品種の特性に合わせて植える時期を見極めましょう。
鉢植えは7〜10号鉢に1株、60〜65センチプランターに3株ほどが植え付けの目安です。根を浅く張るので、浅い容器でもかまいません。
容器の底には鉢底石を敷き、水はけをよくしておくと安心です。
地植えは、日当たりと水はけの良い場所を選び、土作りをすませた土壌で畝を作ってから植え付けていきます。畝の幅は1〜1.2センチ、高さは10センチほどで、株同士の間隔を25〜30センチあけながら2列に植えていきましょう。
この際、苗の成長点部分に土がかぶらないようにしましょう。
寒い環境も苦手なので土は黒いビニールでマルチングしておくといいですよ。
- 土作り
中性〜弱アルカリ性で、水はけの良い土が生育に適しています。鉢植えやプランターは、赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1の割合で混ぜた土に苦土石灰を一握り加えたものか、市販の野菜用培養土を
使います。地植えは、苗植えの二週間前に土をよく耕したら、苦い土石灰を1平方メートルあたり両手いっぱい(100〜150グラム)加えて
寝かせておきます。そして苗植え1週間前に追肥をたっぷり混ぜ込んで寝かせておき、その後畝を作っていきます。
- 水やり
レタスは、水が多すぎると根腐れを起こし、葉っぱに水がかかると病気にかかりやすくなります。植え付けから2週間は根付かせるためにたっぷりと水を与えますが、その後は乾燥気味に育てていきましょう。
鉢やプランターは、土が乾いてから水やりをするようにし、地植えは地面が乾きすぎない程度に水やりをします。
ただし、乾燥しすぎると結球しなかったり生育不良を起こしやすいので、水加減には注意が必要です。
- 肥料の与え方
植え付けから収穫までが早い早生品種は元肥を多めに、収穫までが遅い晩生品種は元肥を減らして、追肥で育て上げていきましょう。
その後2週間ほどたって葉っぱが伸び始めたら、鉢やプランター植えはスプーン1杯(10グラムほど)の肥料を追加で土にばらまきます。
地植えは、マルチングをしているので、植え付けから7〜10日に1回液体肥料を水やり代わりに与えます。
※追肥の具合がわからない場合は、薄めの液体肥料をこまめにあげても良いですよ!
- レタスの栽培!収穫の時期と方法は
ふんわりと8割くらい結球(玉状になること)したら、順次収穫していきます。球の上を軽く押さえて、硬さを感じれば収穫適期です。
完全に結球してしまうと、苦味が出ておいしくなくなってしまいます。収穫するときは、外側の葉っぱを2〜3枚つけた状態でレタスの玉を株元から水平にきります。そして
切り口を上に向けて乾燥させてから、外側の葉っぱをとっていきます。
※収穫した切り口から出る白い乳液状の汁は、体質によってはかぶれる場合がありますので、肌に触れないように注意しましょう。レタスの葉も、この汁によって赤く変色して傷んでしまうのでできる限り垂れないようにしていきたいです。
レタスの栽培で注意する病気や害虫は?
・病気
レタスは夏の暑さや湿気に弱く、軟腐病にかかりやすくなっています。特に結球し始めてから湿度があがるとかかりやすくなるので、水やりのしすぎには注意してください。また、
水やりの時に葉に水がかかると病気のリスクが高まるので注意しましょう。
- 害虫
キャベツや白菜などのアブラナ科の野菜に比べると害虫の被害は少ないですが、それでも注意は必要です。葉の中に潜り込んで食害するハモグリバエやナメクジなどがよってくるので入念に確認しましょう。
※病気ではないですが、肥料不足や過多、高温障害や日照不足などでも様々な障害が出ます。適切な方法で育てていくように心がけましょう。
レタスの栽培は水やりと風通しがポイント
レタスは長野県で多く栽培されている通り、涼しい環境を好む葉物植物です。風通しが悪かったり、水やりが多すぎたりすると、病気や根腐れを起こすことになるので、環境をまずは整えてから栽培に取り掛かりましょう。生育は旺盛で育てやすく、収穫した株はいろいろな料理に活用できるので、家庭菜園ビギナーの方におすすめです。
※レタスは生食だけでなく、レタしゃぶやレタスチャーハン、炒め物や煮物などの加熱調理にもとてもよく会います。また、シャキシャキな新鮮レタスの美味しさは感動モノです。以外にも簡単に栽培できるので、初めての方もぜひチャレンジしてみてくださいね!