ブロッコリーの栽培の特徴
種類 | 科目 | 好適土壌pH | 連作障害 |
ブロッコリー | アブラナ科 | 6.0〜6.5 | あり:輪作年限2〜3年 |
ブロッコリーの主枝の頂点につく「つぼみ」を食べます。
頂花蕾を収穫したあとも、わき芽を伸ばして葉をつけ根にできる「つぼみ(側花蕾)」を収穫して長く楽しめます。
最近では、次々と伸びる側花蕾を茎ごと食べる、茎ブロッコリー(スティックセニョール)も人気です。
◎栽培のポイント
・春まきは苗を大きめに育て、畑に定植後寒冷紗をトンネル掛けして害虫を防ぐ。
・多湿に弱いので特に春巻きは高畝にする。
ブロッコリーの栽培時期
春まき 夏まき
2月初旬 種まき 7月初旬〜 種まき
3月下旬 植え付け 8月初旬〜 植え付け
4月半ば〜6月初旬 収穫 10月〜 収穫
冷涼な気候を好むため、真夏を除いた春と秋が栽培適期。家庭菜園でそだ得て安いのは夏まき・秋冬採りです。
上記は目安なので、地域や品種により異なるので参考程度としてください。
ブロッコリーの栽培方法
- 種まき、育苗
9センチポットに3〜4粒ずつ種をまき、軽く覆土して、たっぷりと水をやります。発芽したら段階的に間引いて1本立ちにし、
本葉4〜5枚になるまで育てます。ポット苗はそのまま暖かい環境で育てます。
- 土作り
ブロッコリーは排水性と保水性がいい肥ような土壌を好みます。推肥と元肥を混ぜ合わせ耕し、株間40センチを確保して、少し高めの畝を立てます。
土壌が酸性だと「根こぶ病」が出やすくなるので、石灰を入れてph調整しておきましょう。
phは6.0〜6.5が目安です。
- 肥料
栽培期間を通じて肥料が効いている必要がありますが、リン酸が不足したり、窒素が多すぎたりすると、茎葉ばかりが茂って花蕾ができにくくなります。
肥料には、「ボカシ肥」「マイガーデンベジフル」のようなバランスのとれた配合肥料がおすすめです。
- 防虫ネットを掛ける
定植したら「青虫」や「芯食い虫」などの害虫を防ぐためにトンネルに防虫ネット/寒冷紗を掛けておきます。
特に、苗が小さい時に中央の生長点を芯食い虫に食べられると、収穫まで育てるのは難しくなるため要注意。見つけたら取り除くようにしましょう。
- 追肥、土寄せ
株を十分に育てると品筆が向上するので、追肥を施して外葉をしっかり育てます。
植え付け2週間後、本葉7〜8枚の頃に、1回めの追肥を行います。また、このタイミングで土寄せをして株を安定させます。
本葉15枚の頃、2回めの追肥を行います。
尚、頂花蕾ができてからの追肥は、花茎空洞症やつぼみの質が悪くなるのでしないこと。
次回、花蕾・寒さに当たると…・病気・害虫についての話をしたいのでそちらもご覧ください♫