川あそびを思い切り楽しむためには、遊び道具以外にも大事な持ち物があります。川では、怪我や虫刺され、熱中症など、様々な緊急事態が予測されます。
今回は、川あそびに持っていくと役立つものを紹介します。
虫対策と日焼け対策
虫除け、虫刺さされの薬、ポイズンリムーバー
川には蚊、ブヨ、ヒルなどの吸血昆虫やアブ、ハチなど刺されると危険な虫が生息しています。
虫除けスプレーやジェルなどは欠かせませんが、水遊びをしているとすぐに落ちてしまうので、こまめに塗り直してください。
効果は強くありませんが、虫よけ効果のあるリストバンドなどもないよりは良いでしょう◎
また、刺されたときのかゆみ止め(抗ヒスタミン剤)やポイズンリムーバー(毒吸引器)も必ず持っていってください。
川あそびの季節はスズメバチが最も多くなる時期でもあります。
刺されると最悪の場合、アナフィラキシーショックで命に関わる場合もあります。なので甘く見ずに備えておきましょう。
日焼け止めやサンシェード
川では日焼け対策グッズも必須です。
日焼け止めはなるべく水や落ちにくいものを選びましょう。
皮膚が弱く日焼け止めが使えない子供にはラッシュガードの着用を。
ライフジャケットは必須!着替えは多めに
着替え
子供の水着や速乾性の衣服、ウォーターシューズなどはもちろん準備済みかと思います。しかし意外と忘れがちなのが大人の着替え。
泳ぐのは子供だけだからと思っていたのに、一緒に遊んでいるうちにびしょ濡れ!なんてこともあります。
子供用だけでなく、大人のウォーターシューズ、川あそびに適した衣類も必ず用意しましょう。子供用も大人用も衣服を余分に準備していると安心ですね。
真夏でも冷たい川の水で遊んだあとは体が冷えるので長袖の羽織物もあったほうがいいですよ。
タオル
濡れた体を拭く用途以外にも冷えた体を包んで温められるよう、大きめのバスタオルを数枚用意しましょう。
その他に汗拭き用のフェイスタオルや手ぬぐいも。川の水で濡らして首に巻くと、ひんやりして気持ちよく熱中症対策にもなります。
ライフジャケット
過去10年間で起きた川での水難事故は2900件にものぼりますが、そのうちライフジャケットを着ていてなくなった事例は19件のみ。
全体の0.65%以下なんです。万が一深いところに流されてしまっても、ライフジャケットを着ていれば、助かる確率がぐんと高くなります。
たとえ浅瀬で水遊びをする程度でも好奇心旺盛な子供はどんどん危ない場所に行ってしまうかもしれません。決して大げさではないので必ず着用させてください。
また河原は日陰がないことも多いので、休憩用にサンシェードはなどの日除けスペースがあると快適です。サンシェードは着替えるときの目隠しにもなるので便利ですよ。
いざという時に役立つもの
救急セット、真水
川あそび中に怪我をしてしまった時に備えて、最低限の応急処置ができるものを持っていきましょう。
消毒液、テープ、ハサミ、絆創膏、ガーゼ痛み止め薬などは必須です。
その他にも、熱中症対応の際に貼るタイプの冷却ジェルがあると便利ですよ。
水分補給の飲料水はスポーツ飲料が最適ですが、他にも真水も用意してください。飲料にもできますし、切り傷や擦り傷を負った時に患部を洗うために使います。
この場合、川の水は最近が繁殖してしまうおそれが あるので使わないのが鉄則です。
ロープ、浮き輪やペットボトル
万が一子供が流されてしまった時に備え、救助用のロープを用意しましょう。ロープは水に浮きやすい素材のものが適しています。
ロープの先には浮き輪をくくりつけてもいいですが、おすすめは2リットルのペットボトル。
水に浮くのはもちろん、救助の際は中に少しだけ水入れると重くなり、遠くまで投げやすくなります。
両脇の下に一本ずつ挟むようにすると、水中でバランス良く浮くことができ、救助しやすくなります。
川あそびは危ないこともたくさんありますが、きちんと備えていれば大丈夫。「もしかしたら必要になるかも…??」と心配なものがあったら、とりあえず持っていきましょう!あとは、楽しく遊ぶ道具や思い出を納めるカメラがあれば準備OKですね!